闘牛大会情報
闘牛トピックス
(新春)全島若手オールスター闘牛大会
(平成23年12月27日現在
日 時:平成24年1月4日(水)午前10時開始
場 所:伊藤観光ドーム(徳之島町亀津)
主 催:大進グループ
後 援:(有)サンオート(霧島市国分)
入場料:大人3,000円(高校生)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
勝敗 地 区 東   方 番 付 西   方 地 区 勝敗 対戦タイム

(牛主:重田正美)
横綱 竜翔希竜原田餅店号
(牛主:竜翔グループ)
徳之島カケヤー
(牛主:前 将太、3連勝)
大関 蜂男トガイ
(牛主:衛村達人)

(牛主:森 秀彦)
関脇
(牛主:戦闘グループ)
井之川 ユウトウセイ

(牛主:富田勇人)
指名特別 タモツセンセイシュンチョウ
保先生駿頂
(牛主:保 雄樹)
アダルト無双
(牛主:東こうき)
花形 闘将赤牛
(牛主:たいすけ)

(牛主:男組)
花形 夢斗パンダー
(牛主:下笠義朗)
戦闘さくら
(牛主:大城由香)
花形 虎太郎パンダ
(牛主:OK会)
黒真珠れん
(牛主:永田哲一)
特別 正慎剛竜
速戦一撃
(牛主:田中正剛)

(牛主:上木工務店)
特別 マルシン
(牛主:前田まなか)
戦勝若力
(T&Tまさみつ)
封切特別 与那国爆弾
(牛主:重村優斗)
横綱

(牛主:重田正美、1勝)
竜翔希竜原田餅店号
(牛主:竜翔グループ、1勝)

大関
徳之島カケヤー
(牛主:前 将太、3連勝)
蜂男トガイ
(牛主:衛村達人、1勝)

指名特別

(牛主富田勇人、デビュー戦)
保先生駿頂
(牛主:保 雄樹、デビュー戦)

特別
黒真珠れん
(牛主:永田哲一、1勝)
正慎剛竜速戦一撃
(牛主:田中正剛)

特別

(牛主:上木工務店)
マルシン
(牛主:前田まなか)

封切特別
戦勝若力
(T&Tまさみつ、1勝)
与那国爆弾
(牛主:重村優斗、デビュー戦)
【大会の見所】
今後の徳之島闘牛界を担って行く若手牛が多く出場する好取組の連続となっている。中でも、中量から全島一クラスの覇権を争うであろう大型有望牛が激突する「天一」対「竜翔希竜原田餅店号」の横綱戦、「徳之島カケヤー」対「蜂男トガイ」の大関戦及び「勇闘星」対「保先生駿頂」の指名特別戦。軽量級での活躍が期待される「戦勝若力」対「与那国爆弾」の封切特別戦は、目の離せない激戦が予想される。

〈横綱戦〉天一vs竜翔希竜原田餅店号
「天一」は、昨年5月の大会で「勇太天一」としてデビュー。「煌羅滅鬼」と12分弱の激しい攻防を繰り広げ、華々しいデビューを飾り、伊仙町崎原の現オーナーにトレードされた。その後の本場所出場が無いとは言え、全島一横綱「基山大宝」のおひざ元である同集落で、将来を有望視されながら鍛えられてきた。前中量級チャンピオン「亀山工業若力」も育て上げた集落の結束力は、島内でも随一であろう。
対する「竜翔希竜原田餅店号」は「竜翔希竜 来寿・紅ちゃん」として、今年5月の全島一大会の若手有望牛同士対決で清原花形」に18分弱で勝利。一躍、その実力ぶりを闘牛ファンに印象付けた。徳之島町一の闘牛どころとして知られる花徳地区で鍛えられ、相手の出方をじっくり見て攻めに転じるタイプで、ここぞという時の集中力は抜群だ。
今後、益々の活躍が期待される両牛、ここで勝敗を決せねばならないのはもったいない気もするが、これこそ徳之島闘牛が全国屈指の闘牛どころと称される所以でもある。
序盤は互いに相手の出方を見ながらのツキ・カケ・速攻の応酬となるものと思われる。本場所ならでは独特の雰囲気の中で、如何なく実力を発揮できた方が勝ち星を掴むであろう。闘牛ファンならずとも見逃せない、大型牛ならではの激闘が期待される。

〈大関戦〉徳之島カケヤーvs蜂男トガイ
「徳之島カケヤー」は、今年5月のデビュー戦から7月、8月と立て続けに大会出場を果たし3戦全勝。巨漢を生かした押し込みと体の柔軟さで相手を翻弄し、勝ち星を上げ続けている。
対する「蜂男トガイ」は、09年5月の大会でベテラン相手に不戦勝で初陣を飾って以来の出場。名牛「鮫島号」(たくまトガイー)を父に持つ血統は抜群で、稽古で鍛えられてきたファイトあふれる闘いぶりへの評価がすこぶる高い。
体格の違いが明らかな両牛だけに、大会当日の仕上がり具合が勝敗を左右するのではないか。徳之島カケヤーとしては、体高を生かして上方から圧力を掛けて相手の動きを封じ、徐々にスタミナを奪いながら勝機を伺いたい。
一方、蜂男トガイはがっぷり四つになるのを避け、ある程度の距離を保ちながらツキ・ワリ技を見舞い、敵の下半身のバランスを崩せばチャンス到来だ。
自らのスタミナを温存しつつ、相手の体力をより多く消耗させられるかがポイントと思われる。迫力満点の攻防が繰り広げられるであろう。

〈指名特別戦〉勇闘星vs保先生駿頂
「勇闘星」は、八重山産の4歳半牛。幼少の頃から徳之島町南部の闘牛どころである、諸田地区で鍛えられ、将来を有望視されてきた。
一方の「保先生駿頂」も、八重山産の4歳牛。竜翔希竜原田餅店号と同様に、徳之島町一の闘牛どころとして知られる花徳地区で揉まれ、ツキ・カケ・速攻の3拍子揃った若手牛として期待は高い。
両牛とも初場所だけに、闘牛ファンの予想も割れているようだ。伊藤観光ドームならではの独特の雰囲気に呑まれることなく対峙できるかどうかが、先ず最初のポイント。いざ対戦が始まれば、自らの実力をどれだけ発揮できるかだ。
ツキ技の応酬から一気に相手の懐に飛び込みたい保先生駿頂に対し、角カケでツキ技を封じ逆に首を捻じ曲げ前に出たい勇闘星。短期戦であっさり勝負が付くか、10分・20分とめまぐるしい攻防を繰り広げるのか、両牛の技の切れ味に注目したい。

〈封切特別戦〉戦勝若力vs与那国爆弾
「戦勝若力」は、「光若力」として今年5月の全島一大会でデビュー。「白隆」に47秒で勝利し初陣を飾った。与那国産の5歳牛で、速攻を得意としている。
対する「与那国爆弾」は、5月の大会に出場予定だったが相手の不調で対戦取消となり、今回が初場所。カケからの速攻に定評のある徳之島産の5歳牛だ。
速攻得意の戦勝若力としては、序盤から積極的に仕掛けたい。ツキ・ワリ技の応酬から一気に腹取り速攻を狙うか、カケ技に入ろうとする敵の角を下から跳ね上げ、得意技を封じこみ自分のペースに持ち込みたい。
一方、与那国爆弾は落ち着いて相手の出方を見定めたい。角の長さで上回る有利さを生かしたツキ技で敵をひるませ、角の根元にしっかり引っ掛け得意の角カケを決め前進したい。
フットワーク良く動きスピーディーな技の応酬を見せつける、封切戦に相応しい攻防が繰り広げられそうだ。

(平成23年12月29日付南海日日新聞に執筆)

闘牛大会日程・結果
平成24年
正月大会
1月1日大会 1月2日大会
中量・ミニ軽量
1月3日大会
全島一・軽量
1月4日大会
同結果 同結果 同結果 同結果

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