闘牛大会情報
闘牛トピックス
第7回全島重量級優勝旗争奪戦
(平成24年4月28日現在
日 時:平成24年4月29日(日・祝)午前10時開始
場 所:伊藤観光ドーム(徳之島町亀津)
主 催:検福青年団
入場料:大人3,000円(高校生)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
横綱
闘将恒夫丸
(牛主:富岡恒夫)
玉江大王
(牛主:玉江 晃)
【大会の見所】
伊仙町検福の若手牛主と青年団が主体となって企画した。今大会が初場所の若手から数場所を踏んでいる中堅クラスが多く出場し、体格では700kgから1トン台まで幅広いクラスの対戦が楽しみな大会となっている。1トンを超える大型牛が激突する「闘将恒夫丸」対「玉江大王」の横綱戦、沖縄で実力を証明済みの「豊島美勝」を地元有望牛「九頭龍」が迎え撃つスペシャルマッチに注目が集まる。また、今年の1月場所において闘牛ならではの根性を見せつけた「勇闘星」に対し、前回は不戦勝の「昭和63年生當勝篤信」がどのような闘いぶり見せるかも楽しみだ。

〈横綱戦〉闘将恒夫丸vs玉江大王
「闘将恒夫丸」は、2008年1月の大会に8分弱で「綾香トガイ」に勝利し初場所を飾った。09年4月大会は22分余り闘い「闘魂パンダ」と引き分け、同年9月大会の横綱戦で「丸正建設蟹号」と対戦。13分41秒で惜敗したものの、元全島一横綱を相手に善戦し、翌年10月ナイター大会の横綱戦に出場すると、武器を有効に生かしたワリ技を見舞い、30秒余りの短期戦で赤鮫に勝利し復帰戦を飾った。昨年1月大会で、元全島一横綱「龍王丸」に4分弱で勝利し、全島一横綱チャレンジャー候補として上げられている実力牛だ。

対する「玉江大王」は、09年9月の大会で「タイセイ空調」に勝利しデビュー戦を飾ると、翌年8月大会で当時3連勝中だった「健翔王」を退けて評価を高めた。昨年8月大会では、当時の重量級チャンピオン「誠龍輝」に挑戦し12分余りで惜敗したが、足の故障が完治しないままの出場であり、今回は万全の状態で悲願の優勝旗を獲得に挑む。

闘将恒夫丸は、角カケを外して相手のマキを傷め続け、戦意を奪い勝機を見出したいところ。連勝の勢いのまま全島一優勝旗挑戦を目指して突っ走るためにも、ここで負けるわけには行かない。

一方の玉江大王としては、闘将恒夫丸のガン(蟹のハサミのような)角でマキと呼ばれる顔面にダメージを受ける前に勝負をつけるのが理想と思われる。健翔王戦のように間髪いれず敵の懐に飛び込み、速攻で相手を柵に張り付ける短期から中期戦で勝敗を決したい。

一気の速攻による短期戦で決する可能性があるが、互いにカケとツキ技の攻防を繰り広げ5分から10分を上回る中期戦となる展開も考えられる。横綱戦に相応しい、1トンを超える大型牛の迫力あふれる激突となるであろう。

〈スペシャルマッチ〉豊島美勝vs九頭龍
「豊島美勝」は2011年8月、沖縄県うるま市石川多目的ドームで開かれた「夏の全島大会」でデビュー。「秀侍」に18分余りで勝利し、敢闘賞を獲得。続く11月の「秋の全島大会」で、当時3連勝中の「雲龍力丸」と対戦。不利の下馬評を覆して10分余りで勝利し、2連勝目を飾り、現オーナーにトレードされており、沖縄で見せた実績を発揮できるかが注目される。

対する「九頭龍」は、昨年10月の大会に出場し「本部一撃」を45秒で撃破。徳之島初場所の相手に、地元で鍛えられてきた猛者として一矢報いたいところだ。

序盤は互いの出方を見る攻防となるだろう。ツキ合い、押し合いから徐々にテンポを上げ、隙ができるのを伺いたい。豊島美勝は、がっぷり四つで敵の技を受け流しながら徐々にスタミナを奪う戦法を取るだろう。九頭龍はその術中にはまらぬよう、前向きでガブラ気味の角を有効に使い相手顔面にダメージを与えながら勝機を見つけ、一気の腹取り速攻で勝負ありとしたい。どちらが勝つにしても10分以内の中期戦で、スペシャルマッチに相応しい激闘が予想される。

(平成24年4月28日付南海日日新聞に執筆)

闘牛大会日程・結果
平成24年
GW大会
4月29日大会 5月3日大会
中量・ミニ軽量
5月4日大会
全島一・軽量
5月5日大会 5月6日大会
同結果 同結果 同結果 同結果 同結果

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