闘牛大会情報
闘牛トピックス
ドリームマッチ闘牛大会
(平成24年4月28日現在
日 時:平成24年5月6日(日)午前10時開始
場 所:伊藤観光ドーム(徳之島町亀津)
主 催:ABC開発
入場料:大人3,000円(高校生)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
横綱

(牛主:重田正美、2連勝)
梵天丸和己號
(牛主:遠藤智、3連勝)

指名特別
天龍池山
(4連勝)
ゴールデントガイ

(2勝1敗)

若手特別
メイショウサクラ
芽唯(将)咲心
(牛主:咲心・芽唯)

封切特別
アイウエオ號
(牛主:池山富良)
島田ニホンバレ
(牛主:島田幸洋)
【大会の見所】
多くの闘牛ファンが、「優勝旗争奪戦以上の大一番」と期待する「天一」対「梵天丸和己号」の横綱戦は、ファンならずとも見逃せない一戦だ。また、4連勝中の「天龍池山」に、初戦こそ取りこぼしたものの、その後2連勝中の「黄金矢」が連勝阻止を目指す指名特別戦。若手と中堅の実力牛が対決する「飛猿」対「芽唯(将)咲心」の若手特別戦の期待度が上がっている。封切特別戦では、大型若手有望牛「アイウエオ号」と「島田ニホンバレ」が激突する。

〈横綱戦〉天一vs梵天丸和己号
「天一」は、2010年5月の大会で「勇太天一」としてデビュー。「煌羅滅鬼」と12分弱の激しい攻防を繰り広げ、華々しいデビューを飾り、伊仙町崎原の現オーナーにトレードされた。今年1月大会では、「原田餅店号」との若手大型有望牛対決を13分余りで制し、安定度の高さを知らしめた。早くから「将来の全島一候補」と目されてきた実力牛である。

対する「梵天丸和己号」は昨年1月の初場所、一度相手に横腹を取られながらも回り込むと怒涛の速攻を決め逆転勝利。同年5月の大会では、ツキとカケ技での取り合いから腹取り速攻を見舞い2分余で敵を敗走させた。今年1月大会では、「煌羅滅鬼」とツキ・ワリ技の応酬から、勢いをつけて相手の懐に飛び込む荒技を決め3連勝に勝ち星を伸ばし、一躍人気牛にのし上がった。

「対戦開始早々、梵天丸和己号の爆弾速攻が決まるかどうかがポイント」と見ている闘牛通は多い。「相手を懐に飛び込ませず、角カケで得意技を封じ5分、10分と時間が経過するほど、体重で上回る天一のペースになるだろう」というのが大方の予想だ。

但し、それぞれ3戦目と4戦目。これまでの対戦で全ての技を発揮してきたと見るのは時期尚早とも思える。力が拮抗しているほど、如何なく実力が発揮され、時間が経つのを忘れる程の激闘が繰り広げられるものだ。それは、数秒、数分の闘いでも数分〜数十分闘ったかのように感じられる密度の濃いものとなる。

事実上の全島一もしくは中量級チャレンジャー決定戦とも言われている。今GW大会の千秋楽を飾るに相応しい、濃密な激闘が展開されるであろう。

〈封切特別戦〉アイウエオ号vs島田ニホンバレ
今後の徳之島闘牛界を担って行くと思われる若手大型牛が、封切戦で激突する。

「アイウエオ号」は、同名の名牛を育ててきた実績を持つ徳之島町亀津の池山富良さんの愛牛。沖縄本島産の4歳牛で、1トン近い体躯を生かしたパワー溢れる闘いを得意としている。

対する「島田ニホンバレ」は、天城町浅間の島田幸洋さんの愛牛。栄えある本場所での活躍を期待し、幼いころから育ててきた。沖縄本島産で4歳半になり、地元での評判がすこぶる高く、今場所での闘いぶりが注目されている。

両牛とも初場所だけに、先ずは本場所でドーム闘牛場ならではの雰囲気に飲み込まれない事が重要。ほんとどの牛主は、大会出場が決まると愛牛の場所慣らしをするが、連日激戦が繰り広げられた匂いの残る土俵と満員の観客に包まれた会場は独特だ。

どちらが先に場所に慣れ、日頃の調教で鍛えてきた技を発揮できるかがポイント。アイウエオ号としては、体重では相手が上回るだけに短期戦で仕留めたいところ。地の利を生かして場所感を先に掴み、積極的に前に出て勝敗を決したい。

一方の島田ニホンバレとしては、相手の技を受け流しながら徐々に自分のペースに持って行きたいところ。5〜10分の中期戦に持ち込み、足下が軽くなったところを見計らい勝負を決めたい。注目の初陣対決を制するのはどちらか。

(平成24年4月28日付南海日日新聞に執筆)

闘牛大会日程・結果
平成24年
GW大会
4月29日大会 5月3日大会
中量・ミニ軽量
5月4日大会
全島一・軽量
5月5日大会 5月6日大会
同結果 同結果 同結果 同結果 同結果

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